社内のvPro対応ワークステーションでAMT(リモート管理機能)の一斉点検をしていたところ、同型機なのに1台だけどうしても疎通しない機体がありました。原因は拍子抜けするほどシンプルな「配線ミス」でした。
症状
同型式のワークステーションが複数台あり、うち1台だけAMT(ping/MeshCommander等での疎通)がNGでした。MEBx側でのIP再設定、パスワード再設定、Full Unprovisionからの再セットアップまで一通り試しましたが改善せず、他の同型機は全く同じ手順で問題なく動作していました。
見落としがちなポイント: 背面LANポートが2系統ある機種
ワークステーション向けの上位モデルには、背面に物理LANポートが2つ搭載されていて、片方だけがAMT(vPro)対応チップに配線されている機種があります。もう一方は通常のNIC(AMT非対応)です。見た目はほぼ同じコネクタなので、印字やマニュアルを確認しないと区別がつきません。
今回のケースでは、問題の1台だけがOS通信用のLANケーブルをAMT非対応側のポートに接続していました。AMT対応ポート自体は生きていて、予備の配線でテストすると外部からのpingにきちんと応答することが確認できました。
対処法
- 対象機種のマニュアルで、背面のどちらのLANポートがAMT(vPro)対応かを確認する(ポート付近に小さくAMTやvProのロゴ印字があることが多い)
- OS通信用のLANケーブルをAMT対応ポート側に接続し直す
- AMT側のIPアドレスを再設定し、MeshCommanderなど管理ツールから疎通確認する
再発防止
同型機のマザーボード交換や配線替えの作業をする際は、「AMT対応ポートにOS用ケーブルを挿す」ことを作業手順書やチェックリストに明記しておくと、同じトラブルの再発を防げます。今回のように多数の同型機を一括点検すると、こうした個体差・配線ミスが1台だけ紛れ込んでいるケースが見つかることがあります。
まとめ
AMT疎通トラブルは証明書やファームウェアなど込み入った原因を疑いがちですが、複数のLANポートを持つ機種では、まず「正しいポートに配線されているか」という物理層の確認から始めるのが近道です。


コメント