部署内のデータ置き場として使われているNAS(ネットワーク接続ストレージ)は、一度導入すると数年単位でそのまま使われ続けがちです。リプレース計画を立てる際に押さえておきたいポイントをまとめます。
まず確認すること
現在のファームウェアバージョンが最新かどうかをまず確認します。古いファームウェアのまま放置されていないか確認しましょう。セキュリティパッチが含まれることも多いため、最新化自体は早めに済ませておきたい作業です。
次に、販売終了日とサポート終了日を分けて把握します。メーカー製品ページには「販売終了(EOL)」と「サポート終了(EOS)」が別々の日付で記載されていることが一般的です。販売が終了していても、サポート(部品供給や問い合わせ対応)はその後何年も続くケースが多いため、この2つを混同すると「もう使えない」と早合点したり、逆に「まだ大丈夫」と放置しすぎたりします。
そして、サポート終了日から逆算してリプレース時期を決めます。サポート終了直前に慌てて機種選定するのではなく、サポート終了の1〜2年前を目安にリプレース計画をマイルストーンとして置いておくと、予算取りや機種選定に余裕が持てます。
運用面で決めておきたいこと
ディスク異常の監視方法として、S.M.A.R.T.情報のメール通知を有効にするか、手動で定期確認するかを決めておきます。使用頻度の低い部署NASであれば、まずは手動の定期確認から始めるのも現実的な選択です。リプレース時のデータ移行方式についても、容量やダウンタイム許容度に応じて、NAS間の直接コピー機能を使うか、一時的に別ストレージを経由するかを事前に検討しておきます。
まとめ
NASのリプレース計画は、「壊れたら考える」ではなく「サポート終了日から逆算していつまでに機種選定するか」を先に決めておくのが安全です。特に部署単位で使われている小規模なNASは見落とされがちなので、資産の棚卸しのタイミングでEOL/EOS情報を一緒に確認しておくと後で慌てずに済みます。


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